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パチンコ業界について⑬ [パチンコ業界]


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今のパチンコ景況についてですが、去年から今年にかけて非常にさまざまなニュースがインターネット上に出ておりました。

ちょうど出張中ということもあり、あまりそういったニュースをじっくり見る機会はありませんでしたが、最近のニュースでは「パチンコをやめたい!」という人には追い風になるようなニュースが多いと感じました。

そのニュースを少しピックアップして、私なりの解釈を述べてみたいと思います。


①「釘問題」について
このニュースは、いわゆるパチンコの釘を調整することで、検定を通した時の性能と全然違う挙動を持たせていたという問題です。

あまりパチンコ業界に疎い方は、通常お店がやっている「釘調整」を連想するようなのですが、実際のところは違います。

パチンコ台を世の中にだすためには、監督省庁から「この台を販売してもいいよ」というお墨付きをもらわなければいけません。
そのお墨付きをもらうために、実際に長時間玉を打ち出し、出玉の性能をチェックするわけです。

このチェック時に、スタートチャッカー以外の賞球口(台の左下にあるような、液晶はスタートしないけど10玉くらい払い出される穴)付近の釘を曲げ、玉が入りやすくするんです。
さらには、大当たり中のアタッカー付近の釘をありえないくらいの角度に曲げ、アタッカーに玉が入りづらくするんです。

そうすると検定時(チェック時)にどういったことが起こるか・・・。

まず、いわゆる通常時の玉もちが非常によくなります。スタートチャッカーには入らないので、くるくる回転するわけではないのですが、賞球口には玉が入るので、あまり玉を減らさずに長時間打つことができるんです。

そして、大当たりしても、普通にパチンコホールで打つよりも出玉が少なくなっちゃいます。
どれくらいの釘曲げになっていたのかがわからないのですが、例えばMAX機であれば1回の大当たりで2200発でる台もありますが、これが1600玉とか1800玉とか、ありえないくらい玉が出なくなります。

なぜこんなことをするのか?

こういった調整をすることで、検定時には「ギャンブル度が高くない台ですよ~」としちゃうんです。玉もちがよい代わりに大当たりしても出玉は少し少ないし、あまりお金を使わないけど、大量の出玉を獲得できない・・・。そんな台ですよというアピールをするんです。

で、検定を通過していざホールに導入!となったときには釘を元に戻してギャンブル度が高い台ですよといってお客さんに座ってもらう・・・。


すごい話ですよね。今までこのことは暗黙の了解でまかり通っていたのですが、このタイミングで
「何を今さら・・・。」という声が聞こえてきそうなことを言ってきたんです。

もともとの建前論でいえば、パチンコの釘を検定通過と同じ状態に保たないといけませんよ。という建前はあったんです。

なので、いろんなパチンコ雑誌が出している「釘の見方」などは本来あってはいけないんです。
だって建前論でいえば、どのパチンコ店でも同じ釘をしているはずですから。

でも現実はそうじゃないですよね?

お店によって、いわゆるボッタクリ店ではスタートチャッカーに玉が入らないようにスタートチャッカーの釘間を細くしてあまりデジタルが回らないようにしたりしています。

1000円で18回転がボーダーラインの台でも1000円で10回しか回らない・・・。ってお店もありますよね。

だから、「何を今さら・・・」なんです。

ただ、こういった発表がかなり大々的にされたということは、行政側も本気で取り組むということなんです。

で、このことが打ち手側にとってどう左右するか?



結論から言うと、この活動が進むと、パチンコ店にボーダーライン越えの台はなくなります。

だって極端に釘を曲げたりすると、行政の指導が入り、あまりにも悪質かつ常習性があるといわれちゃうと、営業停止・営業取り消しなどの処分もあるのかもしれません。

であれば、検定時の釘をそのままにするか。最初の新台入替時のタイミングで締めの調整にして承認を受けることになります。

ボーダーラインを超えた状態で新台入替の承認を受けちゃうと、それ以降釘は気軽に触れなくなっちゃいますから。

ですので、極端な言い方をすれば、「どの都道府県の」「どのパチンコ店でも」「以前のようなお宝台は存在しなくなる」のです。

さらに言えば、打ち手側に取って最大のイベントである「新規オープン」時にも今までのようなご祝儀釘などは存在しなくなります。

この点に関しては、新規オープンの店が警察の検査を受けるときに、近隣のライバル店が
「あそこは釘曲げをしている」と密告したりするなど、ドロドロした展開が待ち受けています。

密告が入れば警察も動かざるを得なくなり、最悪は釘曲げをした台を没収されちゃうってことも起こりえます。


パチンコの打ち手にとっては、厳しいニュースなわけです。

ただし、「パチンコをやめたい!」と思っている私のような人には、「今まで以上にパチンコで勝つなんて夢のまた夢なんだ」と諦めがつくのじゃないかと思います。

今はパチンコ業界も相当厳しい状況です。その厳しい状況では、一昔前のような「出玉を還元」なんてありえない状況なんです。

少し難しい話になりましたが、要は「パチンコ釘曲げ」ニュースは「パチンコ業界が厳しく追い詰められるニュースだから、今まで以上に玉を出さなくなるんだ」と思えばOKです。




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안전놀이터

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by 안전놀이터 (2023-08-30 10:45) 

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